お客様に心おきなく楽しんでいただくことをモットーに、最高のおもてなしをつとめる京都 祇園「メイク」のコンパニオン。
今日は、いよいよ蒸し暑い夏に向けて扇子のお話です。
昔は伝統的な絵柄が主流で熟年向きだったので、若い世代にフィットする扇子ではありませんでしたが、現在はモダンな扇子が増えてお洒落アイテムのひとつになり、ロハスな視点でも大人気になっています。
そこで、気をつけたい扇子の使い方3大NGをご紹介。
NGその1 バタバタとせわしなく扇ぐ
一刻も早く涼みたいという気持ちもわかりますが、せわしない動きは優雅さとは程遠く、暑苦しくさえ感じさせるでしょう。それに、扇風機の「強」が至近距離ではつらいように、微風(そよかぜ)のほうが心地良いのです。ゆったりと扇いで、涼風と優雅な雰囲気を漂わせましょう。
NGその2 とりあえず使えれば柄にこだわらない
扇子は注目アイテムなので、本人が思っている以上に目立ちます。あなたのセンスが問われますから、野暮ったい扇子は避けること。開いた瞬間、「素敵!」「粋だねぇ」と思わせるような、こだわりの扇子を持ちましょう。
NGその3開け閉めはテキトーだ
真横に引っ張って開いたり、大袈裟に開いたり、雑に閉じたりすると、がさつな人に見えます。ピシッと閉まらずはみ出した扇子が、あなたを物語ってしまうかも。開けるときは、右手の親指で骨をずらすように押して開きます。スムーズな開閉は扇子の作りにも依りますから、良質のものを選びましょう。また、人から借りた扇子はいつも以上に丁寧に扱ってくださいね。
涼しい風だけでなく、香りを楽しむことが出来るのも扇子の楽しさですね。
白檀や桧を使ったものは、扇ぐたびにほのかな香りが漂ってきます。こうした香りのある木・香木を使った扇子は少々値が張りますが、香りが何年も続く本格的アイテムです。
日本は湿気が高いので空気中に香りの粒子がとどまりやすく、香りがとても引き立つそうです。
お香と一緒に収納し、香りを移してもいいでしょう。香水をかける方法もありますが、生地が変色したりしないよう注意してください。あまり香りが強すぎるとTPOにそぐわない場合もありますから、おだやかな香りにとどめましょう。
たしなみを感じさせる、扇子使いとして、ご挨拶する時に使う方法があります。
座って挨拶をする際、膝前に扇を置いて礼をすることがあります。これは、扇子に自他の境をつくる結界(けっかい)の役割をもたせたものです。
日常でそこまですることはありませんが、贈答品を持参したり、正式なご挨拶をするときに用いると、たしなみを感じさせます。
また、お金を渡す時に使う方法もあります。
御祝儀、御礼、月謝などを渡す時に、広げた扇子の上に乗せて渡すことがあります。もともとお金はお盆に乗せたり、袱紗(ふくさ)に包んだりしてお渡しするもので、扇子はお盆と同じ意味があります。覚えておくといざという時に役立つでしょう。
最後に、ちょこっと豆知識をご紹介します。
扇子には京友禅をもとにした雅やかな「京扇子」と、粋でさっぱりとした「江戸扇子」があります。
京扇子……通常は竹骨を30本程度、多いものでは100本近く使います。多くの職人が数々の工程を分業でまかなっており、扇子の主流です。
江戸扇子……竹骨を15本~18本しか使わないため、折り幅が広く、閉じる時にパチッと音がすることも。ほとんど全ての工程を1人で行いますが、職人さんが4~5人しかいない現在、江戸扇子は貴重な伝統文化になってしまいました。
この豆知識でコンパニオンとしてお客様とお話する際、お客様がお持ちになった扇子で、話題が広まることがあるかもしれませんね。
「コンパニオンって私にできるかな…」と、悩んでいる方がいらっしゃれば、是非私たち「京都 祇園のコンパニオン派遣会社のメイク」にご登録ください。
あなたの魅力がアップする「京都 祇園のコンパニオン派遣会社のメイク」で働いてみませんか?
コンパニオン派遣をご検討中の方、最後までご覧頂きありがとうございます。
お客様に心おきなく楽しんでいただくために会場に彩りを添え、温かなサービスをご提供できるように、京都 祇園のコンパニオン派遣会社のメイク(make)では、コンパ二オンの質を高める為にコンパ二オン研修制度を設け、テーブル上のマナーや会話の仕方・礼儀・作法など、常にコンパ二オンの質の向上を目指しています。
是非、私たち「京都 祇園のコンパニオン派遣会社のメイク(make)」にお任せ下さい。
ご要望、ご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。