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京都祇園メイクのコラム
京都 祇園コンパニオン派遣メイクのコラム vol.74
あけましておめでとうございます。
本年も祇園の事や接客についてなど、いろいろ記していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
祇園の風物詩に福玉というものがあります。
紅白の半円の最中の皮を貼り合わせてできた可愛らしい玉です。
かわいいといっても、サイズは7寸(約21㎝)と6寸(18cm)の2種類で、小学生が持っているドッジボールのサイズほどあります。
祇園の舞妓さんはこれをお年玉としてもらい、たくさん抱えて帰る姿はとてもかわいらしいものです。
中には縁起物が入っていて、中に入っているもので新年を占っているそうです。
来年の干支や宝船、七福神、招き猫といった置物が入っていたり、タンスなら「衣装持ちになる」、蔵なら「蔵が建つほどお金持ちになる」とか、三味線なら「芸事が上達する」と喜ばれているようです。
福玉の皮は、御汁粉にして食べていたようですが、今はどうでしょうか。
福玉は舞妓さんだけのものではなく、一般の観光客でも購入することができます。
京阪「祇園四条」駅から徒歩約5分のところにある「切通し 進々堂」さんでは、お茶屋さんの予約も含めて毎年600個ほど作られているようです。
京阪「祇園四条」駅から徒歩1分、南座の向かい側にある「井澤屋本店」さんも福玉を用意されているようです。
これらのお店の軒下に下げられているので、一目見れば「福玉」を見つけることができると思います。
紅白の皮が壊れやすいので、地方発送はされていないようなので、年末に京都にお越しの折には、ぜひ、お電話で予約して福玉と一緒に新年を迎えてみてはいかがでしょうか。
福玉をいただいた芸妓さんや舞妓さんは、除夜の鐘が鳴り終わるのを待って、開けるとか。
親族で集まった時に、みんなで開けて縁起物談義をわいわい繰り広げるのも楽しい年越しとなりそうですね。
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